山西省太原市 
Shanxi sheng Taiyuan shi 
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都市名
  太原市。山西省の省会。西周代に晋国があったので、山西省の簡称は「晋」。五台山からバスに乗って4時間半、夕刻に着いたのですぐにホテルを探す。結局駅に近い駅前通りのホテルにする。バスターミナルやマクドも近くて場所的にはいいのだけれど、駅前通りにはなぜか○○用品の店が建ち並んでいる。日本なら教育委員会が目くじらを立てそうだ。
  次の日、朝早く起きて路線バスに乗り晋祠へ向かう。バスが遅いのか遠いのか結構時間がかかる。晋祠を出たあとタクシーを拾って天龍山石窟へ。運ちゃんに料金を聞くと私の姿を上から下までなめるように見た。貧乏くさい格好をしていれば安くしてくれるのだろうか? 天龍山石窟に向かう途中、入山のための署名をする。その時運ちゃんが私が日本人だと気づいたらしい。その後車内ではお決まりの「おまえら日本人はな~」である。天龍山石窟の彫像は、日本や欧米の探検隊が持ち去ってしまっているのだ。欧米人に対しては「おまえらがな~」とは言わないのだろう。まぁ、その運ちゃんはいい人だったけど。(2000年10月)

晋祠 Oct. 2000
Jinci
thumbnail 周の武王の二男呉叔虞を祀っている。写真はその母を祀る聖母殿。北宋天聖年間に建築が始まる。殿前の柱には木彫りの龍が8匹、宋代の遺物と言われている。
晋祠 Oct. 2000
Jinci
thumbnail 聖母殿内には塑像が43尊あり、内訳は神龕に主像聖母1尊、宦官5尊、女官4尊、侍女33尊。神龕内に追加された2つの像以外は全て宋代のものが現存している。
晋祠 Oct. 2000
Jinci
thumbnail 建物内には壁画などもある。晋祠にはその他にも難老、善利と呼ばれる2つの泉があり、難老の水は清く、絶えまず沸き出でて晋水の源流となっている。また関帝廟などの建物などがあり見所は多い。
天龍山石窟 Oct. 2000
Tianlongshan Shiku
thumbnail 市西南40kmの天龍山山腹にある。東峰8窟と西峰13窟があり、東魏代から唐代にかけて彫られた。唐代のものが最も多く15窟ある。
天龍山石窟 Oct. 2000
Tianlongshan Shiku
thumbnail 第九窟。弥勒大仏以外の菩薩、藻井、飛天などの像の頭部は、欧米や日本の探検隊によって持ち去られ、無惨な状況となっている。写真の仏像も頭部などは後に復元されたものである。
双塔寺 Oct. 2000
Shuangtasi
thumbnail 明万暦年間に高僧佛登奉敕のよって建造された。もとの名は永祚寺だが、境内に2つの塔がそびえることから双塔寺となった。8角13段、高さ54.7mの塔が建つ。

都市名
  清徐縣。中心地は清源鎮。今回の旅で最後に立ち寄った街。ここは「三国演義」の著者として有名な羅貫中の故郷とされる。諸説があるので確定している訳ではないらしいのだが、街中には羅貫中の像もあるし、街外れには記念館もある。ま、フラフラと古城あたりを散策。物置になっている文廟とか、民家になっている火神廟とか。市楼はけっこういい感じだったけど。その後、羅貫中記念館へも行ってみる。入場は無料なのだが、展示室には施錠されていて入られない。国慶節ということで見に来ている観光客もいたが、普段は誰も来ないのだろうな。そしてその裏手には、開発に失敗し廃墟と化した三国城がまだ残っていた。こういうテーマパーク系の開発は、ほとんどうまくいかないんだよね。(2011年10月)
羅貫中記念館 Oct. 2011
LuoGuanzhong Jinianguan
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梗陽古城遺址 Oct. 2011
Gengyang Gucheng Yizhi
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清源文廟 Oct. 2011
Qingyuan Wenmiao
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天源楼 Oct. 2011
Tianyuanlou
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西関市楼 Oct. 2011
Xiguan Shilou
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火神廟 Oct. 2011
Huoshenmiao
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