福建省漳州市

Fujian sheng Zhangzhou shi

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• 人口： 約479万人（市轄区56万人）
• 民族： 漢、畲、高山など
• 行政単位： 地級市
• ピンイン： zhāng zhōu

漳州市。日本ならクリスマス・イブだと騒いでいる頃、厦門を離れ、次の目的地である漳州までやってきた。市内にはそれほど見所がないのだが、せっかく来たので地図を買ってぐるっと回ってみる。なかなか雰囲気のいい古い街並みもある。途中4つほど教会を見かけたのだが、さすがにクリスマス、入口にはサンタクロース人形が立てられてある。でも中国には似合わないなぁ。途中、銀行に寄って両替をする。「今日は日曜日だから、レートがうんぬん」と3万円までしか両替してくれなかった。また新しい取り決めができたのか。どんどん面倒になってくるなぁ。さて4時間ほどで一回りしたので、夕方のバスで漳浦まで行くことにした。(2006年12月)

漳州老街 Dec. 2006 Zhangzhou Laojie   正徳牌坊 Dec. 2006 Zhengde Paifang   礼拝堂 Dec. 2006 Libaitang

漳州老街 Dec. 2006 Zhangzhou Laojie   威鎮閣 Dec. 2006 Weizhenge   古武廟 Dec. 2006 Guwumiao

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• 人口： 約82万人
• 民族： 漢など
• 行政単位： 縣級市
• ピンイン： lóng hǎi

龍海市。中心地は石碼街道。ここは以前、友人のN野氏が働いていた街だ。今回、ちょっと立ち寄ってみることにした。厦門から高速艇で約1時間、街の港に到着。それにしても暑い。ふらふらと歩いて古い街並みの残る方へ行ってみる。まぁ、大した見所があるわけでもない。漳州へ向かう途中、顔厝という街に土楼が残っているということなので見に行ってみる。この土楼はもうほとんど倒壊してしまっているのだが、この周辺にも土楼があったということだ。(2010年8月)

石碼老街 Aug. 2010 Shima Laojie   謝太傅廟 Aug. 2010 Xietaifumiao

上碼武廟 Aug. 2010 Shangma Wumiao   古縣土楼 Aug. 2010 Guxian Tulou

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• 人口： 約44万人
• 民族： 漢など
• 行政単位： 縣
• ピンイン： yún xiāo

雲霄縣。中心地は雲陵鎮。東山縣からの帰り道、まずは陳岱鎮に立ち寄る。聚星楼という土楼が鎮内にあるのだが、はっきりとした位置がわかっていなかった。とにかくバスを降りてしばらく歩き、人民に聞いてみた。するとすぐ近くにあるとのこと。苦労することなくたどり着くことができたぞ。その後、雲霄の街まで移動。次は和平郷の樹滋楼へ。バスや乗り合いタクがないようなので、タクることにした。街からは約10km。運ちゃんに和平と言ったら、近くの平和縣と勘違いされる。宜谷径というとわかったようだ。やはり最低でも村の名前くらいまでわかっていなければ苦労するんだろうなぁ。(2010年12月)

樹滋楼 Dec. 2010 Shuzilou   樹滋楼 Dec. 2010 Shuzilou

聚星楼 Dec. 2010 Juxinglou   聚星楼 Dec. 2010 Juxinglou

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• 人口： 約86万人
• 民族： 漢、畲など
• 行政単位： 縣
• ピンイン： zhāng pǔ

漳浦縣。中心地は綏安鎮。いよいよ今回の旅の目的の一つである土楼巡りを開始する。と言っても、漳浦にある土楼は日本人が想像するような土楼ではないようだ。どちらかと言えば、城壁があるほんの小さな城のようだったり、小さな要塞だったりだ。ガイドブックを片手に一通り回ってみた。バイタクに乗るのは値段交渉が面倒で嫌になるから、2、3kmなら歩いてしまう。2kmちょっとで10元とか言ってくるから呆れたものだ。「3元じゃないと乗らねぇ」と無視してちょっと歩くと、追いかけてきて「4元でどうだ、じゃ3元でいい」となる。最初から3元って言えよ。でもバイタクのおっちゃん達はがめついだけで人は悪くない。でも結局、今日もかなりの距離を歩いたな。(2006年12月)

詒安堡 Dec. 2006 Yi'anbao   詒安堡 Dec. 2006 Yi'anbao   詒安堡 Dec. 2006 Yi'anbao   錦江楼 Dec. 2006 Jinjianglou   慎脩楼 Dec. 2006 Shenxiulou

趙家堡 Dec. 2006 Zhaojiabao   趙家堡 Dec. 2006 Zhaojiabao   趙家堡 Dec. 2006 Zhaojiabao   清晏楼 Dec. 2006 Qingyanlou   瑞安楼 Dec. 2006 Rui'anlou

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• 人口： 約61万人
• 民族： 漢など
• 行政単位： 縣
• ピンイン： zhào ān

詔安縣。中心地は南詔鎮。朝、漳浦を出て、お昼に官陂鎮に到着。さっそく土楼を見に行く。ぷらぷら歩いて渓口楼へ向かっていると、バイクに乗ったにいちゃんに呼び止められる。「どこへ行くんだ」と聞かれ、「渓口楼へ行くんだけど」と答えると、「渓口楼は洪水で倒壊しちゃったよ。うちでお茶でも飲んでいけよ」と彼の家まで行って、お茶をご馳走になる。話を聞くと、彼も渓口楼に住んでいたのだが、今年7月の洪水で倒壊したとのこと。もうほとんど残骸しか残っていない。残念だ。   さて、またぷらぷら歩いて上官へ。いくつか小さな土楼を見て回り、在田楼へ。裏側に出ると倒壊している。近くに居たじいさんと話す。「建物が倒壊して救済金が出ても、政府が横領するからわしらには1分銭も来ない」とか「若いもんは広東へ働きに出て、年寄り、子供しか残っていない」とか。在田楼もかなり崩壊が進んでいるようだ。(2006年12月)

玉田楼 Dec. 2006 Yuitianlou   在田楼 Dec. 2006 Zaitianlou   鳳山楼 Dec. 2006 Fengshanlou   溪口楼 Dec. 2006 Xikoulou

玉田楼 Dec. 2006 Yuitianlou   在田楼 Dec. 2006 Zaitianlou   龍頭楼 Dec. 2006 Longtoulou   水美楼 Dec. 2006 Shuimeilou

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• 人口： 約20万人
• 民族： 漢など
• 行政単位： 縣
• ピンイン： cháng tài

長泰縣。中心地は武安鎮。東山縣から戻ってきてまだ時間があったので、ここも訪れてみた。以前もネットで調べたのだが、あまり面白そうな場所がなかったので来なかった。今回は、山重村に盂寧堡という建物があるという記事を見つけたので行ってみることにした。地図を見るとかなり辺鄙な場所にあるので、どうやって行こうかと思っていたのだが、バスターミナルに着くと直通のバスがあった。そのバスに乗って向かう。到着後、バス車掌のおばちゃんに聞くとそんなに遠くないところにあるという。しばらく歩くとすぐに見つかった。思っていたよりは小さかったなぁ。その後は街へ戻って、外武廟などを見る。まぁ、どおってことのない関帝廟なんだけどね。(2010年12月)

盂寧堡 Dec. 2010 Yuningbao   山重村 Dec. 2010 Shanchongcun

盂寧堡 Dec. 2010 Yuningbao   外武廟 Dec. 2010 Waiwumiao

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• 人口： 約21万人
• 民族： 漢など
• 行政単位： 縣
• ピンイン： dōng shān

東山縣。中心地は西埔鎮。島が一つの縣になっている。でも陸地からそれほど離れてもいないようだし、橋が架かっているので島という感じがない。特にこれといって見たいモノもなかったのだが、銅陵まで行ってみる。バスに乗っていると隣の人民にいちゃんに話しかけられる。彼は河南人だそうだ。こっちで商売をしている姉を手伝っているとのこと。銅陵に到着後、彼と一緒に風動石のちかくまで話しながら歩く。その後は一人。海辺なので風が強い。でも風動石は動いていなかったけどね。銅山古城や関帝廟などをまわって終了。夏ならちょっと海でも入られそうだけど、外洋はちょっと怖いな。(2010年12月)

銅山風動石 Dec. 2010 Tongshan Fengdongshi   銅山古城 Dec. 2010 Tongshangucheng

東山関帝廟 Dec. 2010 Dongshan Guandimiao   銅山古城 Dec. 2010 Tongshangucheng

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• 人口： 約35万人
• 民族： 漢など
• 行政単位： 縣
• ピンイン： nán jìng

南靖縣。中心地は山城鎮。芦渓からバイタクで。途中、田螺坑に寄る。5つの土楼を回った後、展望台へ。ちょうどお昼時だったので、管理人が不在。チケットを買わずに入ることが出来た。展望台からは、お決まりと言っていい景色が。確かに見栄えがいい。さて、書洋に到着、宿を探す。「山庄賓館」に決まった。宿泊の登録はパソコンでしなければならないらしい。でも、外国人の登録はよく解らないらしく、私が自分で入力した。さて、お茶を飲ませて貰っていると、バイタクのおっちゃんが「今日はどこへ行くんだ」と話しかけてきた。話を聞いて、午後は近場を案内してもらうことにした。このおっちゃん、結構物知りだ。土楼のことをちゃんと勉強している。有名な楼の特徴もさることながら、無名な楼で、餅米を混ぜた土を使った楼や、台基に石を積んでいない楼などへも案内してくれた。明日は残りの見所を回って、永定の承啓楼まで抜けようと思う。   さて、昨日のおっちゃんに来て貰う。行きたい場所を伝えて、料金の交渉。まぁ、安くもないが法外な値段でもない。なにより土楼のことをちゃんと知っているので、行く先々で特徴を説明してくれる。姓は肖、普通話をゆっくりとした口調で話す。お昼過ぎには承啓楼に到着、今日はここで宿泊だ。(2006年12月)

田螺坑土楼群 Dec. 2006 Tianluokeng Tulouqun   田螺坑土楼群 Dec. 2006 Tianluokeng Tulouqun   和貴楼 Dec. 2006 Heguilou   懐遠楼 Dec. 2006 Huaiyuanlou   河坑土楼群 Dec. 2006 Hekeng Tulouqun   順裕楼 Dec. 2006 Shunyulou   長源楼 Dec. 2006 Changyuanlou   裕徳楼 Dec. 2006 Yudelou   裕昌楼 Dec. 2006 Yuchanglou

田螺坑土楼群 Dec. 2006 Tianluokeng Tulouqun   田螺坑土楼群 Dec. 2006 Tianluokeng Tulouqun   和貴楼 Dec. 2006 Heguilou   懐遠楼 Dec. 2006 Huaiyuanlou   河坑土楼群 Dec. 2006 Hekeng Tulouqun   順裕楼 Dec. 2006 Shunyulou   徳遠堂 Dec. 2006 Deyuantang   塔下村 Dec. 2006 Taxiacun   裕昌楼 Dec. 2006 Yuchanglou

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• 人口： 約58万人
• 民族： 漢など
• 行政単位： 縣
• ピンイン： píng hé

平和縣。中心地は小渓鎮。饒平縣三饒鎮から上饒、九峰、霞寨、芦渓を経由し、書洋へ抜けるルートを取ろうと考えた。朝、三饒を出発。上饒まではバスで簡単に着く。そこからが問題だった。バイタクのおっちゃんと話してみる。どうやら10時過ぎに平和へ向かうバスがあるらしい。だいぶん待たないとダメだが、待ってみることにした。しかしバスは来ず、結局バイタクで九峰まで。九峰からバスで霞寨まで。霞寨で芦渓方向のバスを待っていると、「潮陽～平和」のバスが九峰方向へ向かって来た。「む～、上饒で待っていても来ないはずだ」と心の中で思う。その後、朝陽楼を観てから芦渓へ。芦渓へ向かう道はボロボロの山道だ。明日は厥寧楼などを観てから書洋へ抜けよう。   朝、歩いて縄武楼へ。中へ入って「ちょっと見てもいいですか」と言って、写真を撮っていると、おばさんが「お茶でも飲んで行きなさい」とお茶を入れてくれた。本当にこの辺りの人は親切だ。その後、厥寧楼を見る。裏山に登って厥寧楼を見ていると、柚子を栽培しているおっちゃんが「ここから綺麗に見えるぞ」と言ってくれた。さて、書洋へ。宿へ預けた荷物を取りに行く。宿のおっちゃんが「書洋へ行くのか。バイタクを呼んでやるよ」と近くにいた、バイタクのおっちゃんを呼ぶ。友達らしい。途中、田螺坑へ寄って、書洋まで行ってもらうことにした。(2006年12月)

朝陽楼 Dec. 2006 Chaoyanglou   縄武楼 Dec. 2006 Shenwulou   豊作厥寧楼 Dec. 2006 Fengzuojueninglou   聯輝楼 Dec. 2006 Lianhuilou

朝陽楼 Dec. 2006 Chaoyanglou   縄武楼 Dec. 2006 Shenwulou   豊作厥寧楼 Dec. 2006 Fengzuojueninglou   葉氏宗祠 Dec. 2006 Yeshi Zongci

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• 人口： 約16万人
• 民族： 漢など
• 行政単位： 縣
• ピンイン： huá ān

華安縣。中心地は華豊鎮。漳平からバスで約1時間、華安までやってきた。山中の小さな街だ。さっそく宿を探して荷物を置く。華安賓館にしたのだが、一昔前の田舎ホテルという感じ。値段の割には設備もそんなによくない。それはさておき、二宜楼へ。街中から二宜楼のある仙都鎮大地村まで行けるバスがでている。到着後、クソ高い門票を買う。買わなくても土楼に入らなければ外から見て回れるのだが。さすがに超有名な土楼とあって、観光客が多い。もちろん土楼にはまだ住人がいあるのだが、完全に商業化、観光化された場所になってしまっている。訪れやすくなった反面、昔のよさが失われてしまっているな。   さて、華安の街へ戻った後、上坪の方の土楼も見に行きたいと思っていた。時間も時間なので車を探して一気に回ろうと考えていたのだが、この街、タクシーというものが一台もいない。バイタクはいるのだが、遠くへ行く場合は危ないので使えない。仕方ないのでバイタクでも行けそうな近くの村へ行くことにした。こっちにある土楼はボロボロだが、住人のおっちゃんに延々と自慢話を聞かされることとなる。まぁ、こんな方が楽しいよな。(2010年9月)

二宜楼 Sep. 2010 Eryilou   南陽楼 Sep. 2010 Nanyanglou   起豊楼 Sep. 2010 Qifenglou   昇平楼 Nov. 2010 Shengpinglou   興宝楼 Sep. 2010 Xingbaolou

二宜楼 Sep. 2010 Eryilou   南陽楼 Sep. 2010 Nanyanglou   起豊楼 Sep. 2010 Qifenglou   齊雲楼 Nov. 2010 Qiyunlou   日新楼 Nov. 2010 Rixinlou

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