毘廬洞摩崖造像 Jul. 2002
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Piludong Moyazaoxiang
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第19号窟「観音経変」。石羊鎮油坪村に位置する。五代から北宋代にかけての造像465尊が現存する。第19窟内の水月観音は紫竹観音とも称され、像の高さは約3m。宝冠を戴き、胸部は肌を露出。左手をつき、右膝を屈し、左足で蓮の花を踏み、蒲葉の上に座る。北宋代の傑作と言ってもいいだろう。
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毘廬洞摩崖造像 Jul. 2002
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Piludong Moyazaoxiang
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第8号窟「柳本尊十錬図」。柳本尊は四川嘉州(現在の楽山)人で、四川佛教密宗祖師の一人。十煉図は柳本尊の苦行修錬した10の故事からなる。主像柳本尊の高さはメートル。
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黄桷大佛 Jul. 2002
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Huangjue Dafo
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鴛大鎮黄桷鋪、玄妙観摩崖造像の近くに位置する。大佛は弥勒佛の座像。大佛の周囲には唐代の造像が10数龕、約60尊現存する。近年大佛の両脇の崖に百余尊の観音像が彫られた。表情などはいまいちの出来。
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華厳洞摩崖造像 Jul. 2002
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Huayandong Moyazaoxiang
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赤雲郷に位置する。宋代の開鑿。華厳洞と大般若洞の2つから成る。大小159尊の造像が現存し、華厳三聖、大乗十地菩薩、善財五十三参から構成される。菩薩像が特に素晴らしい。
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圓覚洞摩崖造像 Jul. 2002
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Yuanjuedong Moyazaoxiang
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第10号窟「釈迦拈花微笑」。金花村に位置する。龕窟103、大小1933尊の造像が現存する。唐代に開鑿され、五代、南北宋代に最盛期を迎える。宋代のこの第10窟と第7窟「浄瓶観音」、第14窟「蓮花手観音」の3大窟が最も素晴らしく、それぞれの造像は高さ約7メートルある。
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圓覚洞摩崖造像 Jul. 2002
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Yuanjuedong Moyazaoxiang
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第7号窟「浄瓶観音」。「西方三聖」と称される阿弥陀佛、浄瓶観音と大勢至菩薩。浄瓶観音は宝冠を戴き、耳には珠環、首には珠の首飾り、左手に浄瓶を持つ。慈愛の表情も美しい。
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